MP研究会/例会2007_03

研究会活動

材料のパフォ-マンス研究会

2011年 第1回研究会例会

日時: 2011年1月7日(金)14:00-17:00
場所: 
早稲田大学西早稲田キャンパス 62号館1階大会議室
     (「高田馬場」下車,徒歩12分)JR/東西線
     (「西早稲田」下車,徒歩 6分) 副都心線
           【講演タイトルと講演者】
[A講演] 
TiO2光照射停止後の電位貴化遅延特性
                東京大学名誉教授     辻川 茂男
 
[A講演]
有機・無機ハイブリッド接合構造の形成のための
                  光電気化学プロセス

          (独)物質・材料研究機構   川喜多 仁

[B講演]
仏国材料経年化研究所における研究紹介
        東京電力(株)技術開発研究所     龍岡 照久
                 
研究会終了後,技術交流会(17:00~19:00)を予定しています。
参加費
3,000円,事前にお申し込み下さい。なお,領収書が必要な方は,出欠通知の際にお申し出下さい。
            [出席通知]

ご出席の方は Emailで事務局(jim@corrosion-center.jp)まで
ご連絡ください.


1.お名前  2.交流会 (出席/欠席)  3.領収書 (要/不要)
Abstract

平成23年度 第1回材料のパフォーマンス研究会 講演者と概要

[A講演] TiO2光照射停止後の電位貴化遅延特性
                                        
     東京大学名誉教授      辻川 茂男 

光照射中電位が低下します/日が暮れると電位がもとの高い値にもどるのが普通ですーゾルゲル法でつくったTiO2の特徴として翌朝くらいまで低い電位が保たれることがわかりました、エネルギ貯蔵素子の可能性もあるのではと想っています。 

[A講演] 有機・無機ハイブリッド接合構造の形成のための光電気化学プロセス
                           ()物質・材料研究機構    川喜多 仁

 有機高分子と無機酸化物の半導体からなるハイブリッド接合は、両材料によりもたらされる相乗効果;1)大気中で化学的に安定、2)材料選択の多様性、3)三次元構造作製の自由度、4)材料とプロセスのコストポテンシャル、5)資源リスクの回避により、従来の無機化合物や有機化合物同士の接合に比べ、エレクトロルミネッセンス(EL)、電気整流、光発電(PV)といった光・電子機能を大気中で安定して発揮することが期待されているが、現時点における機能特性は低い。これらの機能特性の向上のためには、ハイブリッド接合構造を明確に定義した上で接合構造と物性・機能特性との関係を解明し、接合構造の設計を行うことが重要である。しかしながら、ハイブリッド接合構造を形成するための適切なプロセスは依然として確立されていない。そこで、無機酸化物として平滑な酸化チタン単結晶を用い、光電気化学反応により、その表面上に有機高分子(ポリピロール)を形成するプロセスについて研究を行っている。本講演においては、光電気化学プロセスとこれまでに得られているハイブリッド接合の構造・物性について紹介する。

[B講演]  「仏国材料経年化研究所における研究紹介
                   
                  東京電力()技術開発研究所    龍岡 照久

 200911月より約1年間駐在したフランス電力の材料経年化研究所(MAI/The Material Ageing Institute)における研究内容について報告する.MAIは,原子力発電分野に関わる材料の経年劣化に関する研究を行っている.金属材料の腐食や高分子材料の経年劣化等の様々な研究プロジェクトに関わったが,今回は主にNMR等を用いた低圧ケーブルの劣化評価等について紹介する.その他に,MAIの組織概要や研究活動,フランスで訪問した研究機関,フランスでの生活等についても紹介する.
                                                              以上